「在日バイタルチェック」福岡公演の呼びかけ人のお一人である、いのうえしんぢさん（イラストレーター）からメッセージが届きました。
人類は、水滴からもエネルギーを生み出し、月へもロケットで飛べるテクノロジーもあるというのに、差別も戦争はなくせないという、この大きな矛盾。
ヘイトスピーチがはびこる日本に「この国は人権感覚が一挙に100年くらい逆戻りをしているんじゃないか？」と気分が沈むことがあります。
そんな時、僕は背筋を伸ばすために、思い出す言葉があるのです。
「お互いを知りたいと思えば、平和に近づく。わかりあう努力をやめた時、暴力や戦争がはじまる」。
在日韓国人3世のピアニスト、崔善愛（チェソンエ）さんの言葉です。
わかりあいたい。
僕だけでなく、今回の公演が多くの人にも、その道筋になることを願っています。
いのうえしんぢ
フリーランスのイラストレーター。
2001年、911同時多発テロを受けたアメリカによるアフガン攻撃に反対する社会運動に初めて参加する。毎月第3水曜日18時からの街頭行動「やだね戦争！反安倍政権アクション」主宰。「戦争を許さない福岡県民委員会」呼びかけ人。「PP21ふくおか自由学校」スタッフ。